ドーム球場観戦記 |
先日、札幌ドームで行われた日本ハムファイターズ対阪神タイガースの交流試合を妻と二人で見に行って来たので、そのドタバタ観戦記をお披露目します。 我々夫婦はいつもの「突然の思いつき」で野球観戦に行く事になったのです。 突然の思いつきの為にドーム内の僅かしかない駐車場の予約券は取れなかったのです。駐車料金は2500円もするのでそれも驚きであるが、妻が「安かったら誰でも駐車したがるから適正じゃない」と言う。私は妻の正しいと思われる言葉に「なるほど」と感心した。 そこで止む得ず、申し訳ないが近くの大型ショッピングセンターに無料で車を止めさせて頂き、そこからタクシーでドーム球場まで向かったのである。行く途中には今まで見たことのない位の人の波が球場に向かっているのを見て、ドームの大きさに改めて感心したのである。 私達は入場券も持たずに訪れたので、チケットの購入から並ばなければいけなかった。入場券にもランクがあり、上は4500円から1500円まであった。私たちは当初から決めていた外野席の1500円のチケットを購入して入場口に向かった。 そこでは今度は手荷物のチェックが行われていてこれも順番待ちであった。妻はペットボトルのお茶を持参していたのだが、持ち込めないとのことで、そこで紙コップに入れ替えなければならないと言うのだ。(めんどくセー!) 私の荷物も当然チェックされた。担当の女の子が「このカートには何が入っているんですか?」と聞くので、「救命装置!」とぶっきらぼうに答えると、「えっ!」と言うので、「酸素ボンベだよ」というと、解ったのかどうか解らないけれど、中身も確認せず「どうぞ」と入れてくれた。爆弾だったらどうするんだ?(笑) 外野席は満員に近い盛況振りである。試合はまだ始まってはいないのですが、選手紹介が始まると、一気にボルテージは上がっていった。 しかし、レフト側のファイターズ側に対して、ライト側のタイガーズファンの応援席の盛り上がりは言葉に言い尽くせない熱気があった。ハッキリ言って応援では完全にタイガースに軍配が上がったと思うのです。 とにかく「凄い」の言葉以外に形容する言葉が見つからないのである。一糸乱れぬ統一した応援内容。選手一人一人に盛大な応援を行うのである。そして阪神の攻撃の回は全員総立ちで応援を行い、応援のリーダーたちは試合そのものを一切見ていないのである。 そんな応援合戦だったので案の定、遠路はるばる酸素ボンベを引きずって応援に来たのに、日ハムは負けてしまったのである。 でも前日まで怪我で出場が危ぶまれていた、新庄選手が元気な姿で出場してくれたのには感動でした。そして初回、クリーンヒットを打って、守備ではヒット性の当たりをファインプレーで切り抜けてくれたことに、見に来て良かったなと、一人感動しておりました。 試合終了後、私たちはドームから出てタクシー乗り場に向かったのですが、その人数が凄いのです。電車乗り場まで、徒歩で10分程度なんですが、北海道の人間は歩くのが嫌いな人種が多くて、タクシー乗り場長蛇の列を作っていました。 この日の入場者数が約3万1千人だったと言います。この人たち(自分も含めて)の入場券と球団グッズの売上げ、更にお弁当やビールジュースの売上げなどのほか、入場者の足となる、電車やタクシーの売上げなどを含むと約1億以上のお金が動いたことになるのではないでしょうか? でも同じお金の使い方であっても、この様な地元へ還元する使い方はとても良い事だとおもうのです。更にこれを繰り返すことが、地域活性へと繋がるのだと思うのです。 今年のゴールデンウィークは海外に渡航した人が80万人居たそうです。一人10万円使ったとしても、800億円も海外に流出した事になります。この800億円を日本の中で使うことにより、どれだけ社会が潤うことが出来るかもう一度考え直すことが必要だと私は思うのです。 お金は貯めてばかりいては社会が動きませんが、でも折角貯めたお金を、海外で使ってしまう人に、不景気だと嘆く資格が有りません。どうせ使うのなら国内で消費して下さい。そうする事で、皆さんにも還元されるのですから・・・。 |
by akiko_550722
| 2005-06-05 07:56
|
<< 私のホームページが一周年! | もうすぐ、「父の日」ですね。 >> |