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 日常の生活の中で、ふと思う事や、考える事、又は自分の過去の記憶を思い出して書いてるエッセイである
by akiko_550722
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親離れ、子離れ


 先日、自分にふと思うことがあったのでそれをお話しします。

 以前にテレビでキタキツネのドキュメンタリーに忘れられない場面があった。それは「子別れ」の場面であった。

 キタキツネの親子の別れは突然やってくる。ある日、母親がいきなり子供を追い払うしぐさをする。子供達はその理由がわからなくて、しきりに母親のそばに寄りたがる。しかしその子供に向かって母親は敵に対するような物凄い形相でかみつき、威嚇して追い立てるのです。

 別れさせなければならない母親と、別れたくない子供がそれぞれの主張を繰り返しお互い傷だらけになるのです。しかし、深い傷を負った子供はとうとう諦めて尻尾を丸めてトボトボと母親のいるその場から立ち去って行くのです。

 去って行く子ギツネを母親ギツネが寂しそうに見送るのです。その姿を見て私は涙を抑える事が出来ませんでした。

 キタキツネに限らず、野生動物の親離れ子離れの場面は人間界では想像もつかないような厳しさがあるのです。そうしなければ弱肉強食の野生の世界では生き延びることができないからだ。その為に一見、過酷とも思える親が与える子供への仕打ちも、子供が厳しい世界で生き抜いて行く為に必死の訓練なのです。

 その彼らも子供がその時を迎えるまでの間は無償の愛情を惜しみなく与える。つまり、野生の動物の親子関係は、愛情を惜しみなく与える一方で、自立のための厳しい特訓も死に物狂いで施すと云う事なのです。

 じや私を含めて人間の親は野生動物に負けないくらい、愛情を示しているんでしょうか?

 まず世間一般では、子供は大学まで行かせてやって、その上「車」まで買い与えた上に、結婚式の費用間で負担する。下手すると家を建てる資金と生活費まで肩代わりしてしまう親がいると言うから驚きである。まさに現実はキタキツネ以下ではないでしょうか?

 話は少しズレてしまうが、実はわが娘、通勤用の車が欲しいと言うので、私が乗っていた車を与えたのです。
 しかし、そこは現代っ子の為、車種が気に入らないらしい。そこでこの車を下取りに出して新車を買うことを思いついたのである。
 早速あっちこっち調べて、ある車を買う事を決めたそうで、買ってもいいかと聞いてきた。私は「自分で支払う能力があれば好きにしても良い」と返事をしたのである。

 いざ購入を決める際は一緒に見て欲しいとの事で妻と見に行ったのである。見ると最新の車が良い事は解っている訳だから最終的には娘の計画通り購入する事になった。

 そして契約を済まして帰りの車の中で娘がポツリと一言「皆で乗る事になるんだから半分くらいは出してくれる?」

 妻と私は顔を見合わせ「やっぱり!」

 この様な甘い考えが当たり前と飲み込んでしまう様になった自分に反省すると共に、愛情を際限なくタレ流すのではなく、愛情にきちんとメリハリがあるという事を親子で考えて行かなければならないと思う今日この頃です。

 もう一度「子別れ」のVTRでも見て考えて見ますか?


2004年08月31日(火)[88]
 
by akiko_550722 | 2004-09-09 18:23
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