死に急ぐ人へ。 |
ちょっと気になる話題を見つけました。 厚生労働省の統計によると月曜日に自殺する人が多いと云う事が判ったそうで、俗に言われていた「ブルーマンデー」という言葉をまるで裏付ける形となったと、話題になっている。 その実態は、厚労省が自殺を初めて曜日別、時間別にまとめたものが先月発表されたからです。 それによると、03年の自殺者3万2109人について、1日平均死亡数を曜日別に調べたところ、「月曜日」は男性が80.7人で、女性は27.3人だったそうです。この数字は、最も少ない「土曜日」と比べると男性は1.5倍、女性で1.3倍に上ると云います。 又、時間別で見ると、男性は午前5、6時台の早朝に多いのに対し、女性は正午前後に多い傾向があるそうです。これは男性の場合、布団の中で仕事や家庭、及び人生を事を思い悩んだ末に、自宅や通勤途中などで自殺を選ぶ傾向があるからだそうです。それに対し、主婦などは子供や夫を送り出し、家事を終えた後の正午ごろ、孤独や空虚感を感じる殻ではないかと考えられている。 月曜日ではなかったが、この二・三日で、9人の練炭による自殺者が発生した。神奈川県で6人、静岡県で3人がそれぞれ一緒に、死亡していた所を発見されたと云うのである。これは明らかにインターネットによるサイトの、自殺の呼びかけに誘われて、実行したものだろうと思われます。 なぜ、彼等は死にたがるのだろう。それぞれ理由があり、人生に行き詰まったからではないかと、ある面では同情している自分が憎い。 先日、近所のスナックのマスターが練炭自殺をした。我が家から歩いて100mもないところにあるので、元気な頃はよく通った店であった。 御葬式もひっそりおこなわれ、友人がその悲しい葬儀の内容を涙ながらに話してくれた。マスターは独身であったが、何が原因かはわかっていない。 この様に、若い人が生きていくことに絶望する事は、とても哀しい事だと思います。 私には、28才で亡くなった友人がいました。実は、彼は病死だった。彼は病気には気づいていたのですが、それに立ち向かう如く結婚したのです。 そして元気な女の子にも恵まれ、大変喜んでいたが、病気が再発して再入院を余儀なくされたのです。私が最後にお見舞いにいった時、彼は「娘を結婚させるまで死ねない」と、涙ながらに話してくれた。しかし、彼は子どもが満一歳の誕生日を前に亡くなったのです。 彼は絶望の中で生きていく希望を捨てなかったのです。そんな彼の生き方を知っているから今回のような、安易に死を選ぶ若者の考えに、声を大にして云いたいのです。『生きたくても、死んでいく人の事を考えてみてください』『残された人の事を考えて見てください』と。 それでも死にたくなった貴方には、この言葉をプレゼントします。 『人間は遅かれ早かれ、「死」のお迎えは必ずやって来きます。だから、そんなに急がなくても大丈夫ですから・・・』 |
by akiko_550722
| 2005-02-09 07:41
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