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 日常の生活の中で、ふと思う事や、考える事、又は自分の過去の記憶を思い出して書いてるエッセイである
by akiko_550722
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献血できない私

 私は献血ができない。正確に言えば献血の意志があるのですが断られるのです。 理由は「輸血された事があるから」だと云う事だそうです。

 私は24年も前に、脊椎彎曲症(小児麻痺の後遺症)が、悪化した為に、大学病院で診察を受けたのです。そして検査の結果、矯正手術の必要性があると診断されて、早速入院する事になったのです。(この件についてはまた改めて書きたいと思う)

 その後、この手術に大量の輸血が必要になると云う事になり、調べたところ、私の血液型がAB型のRH(-)と云う事もあって、必要な量が不足すると判断されたのです。その為、自らの血液を手術前に採血して、保存(200cc採血して、翌日その200cc輸血して400cc採血すると云う方法を一週間続けて、一定量用意した)すると云う方法が取られたのです。
 
 この時に「自分の血液以外の輸血もしますので、同意書にサインして下さい。よろしいですか?」と医師が促した。もちろん宗教的な事で問題になる場合もあるが、大抵の場合、生きるか死ぬかという時に同意も何も必要ないと、私は思うのですが、そう簡単にいかないらしい。

 同意をすると、こうも続けた。「日本赤十字できちんと検査された血液を輸血しますが、万一、輸血による事が原因の肝炎等になっても保証できません。よろしいですね?」「ギョッ!」

 確かに、私も入院中も退院後も、輸血したという事で、かなり神経質なくらい血液検査が行われた記憶が有るので、これらの危険性は十二分に理解しているつもりです。そのお陰で、検査もOKで、しかも輸血による異常はまったく無く、24年も経過したのです。

 最近見た「日本赤十字社」の献血基準にもこう書いてあった。『輸血や臓器移植を受けた事のある方は、現在の検査法では検出できない未知のウイルス感染の可能性が考えられるので、献血をご遠慮いただいています。ただし、輸血歴・臓器移植歴のある方が、現在何らかのウイルスに感染しているとか、あるいは病気であるからという訳ではありません。あくまでも輸血の安全性を可能な限り高めることを考えてのことです。是非ともご理解下さい。』と書いてあった。

 限りなく安全性を求めるこの姿勢には感服するが、この献血基準をよく見ると、余りにも厳しい事に気が付いたのです。
 それは次のような方も献血出来ないと言うからです。
 心臓病の方(今までに心筋梗塞、狭心症があった方、弁膜症、心筋症、治療を必要とする不整脈のある方が該当します。)
 悪性腫瘍が発見された人(悪性腫瘍の診断を受けて治療中の方はもちろん、悪性腫瘍の手術を受けた後の方も、たとえその術後経過が良好であっても該当します。)
 けいれん性疾患が一度もあった人(発作の誘発による採血中の事故を防ぐため、けいれん性疾患のある方、抗けいれん剤の投与を受け、けいれんが抑えられている方の場合も、更に失神を起こした事のある方も該当します)
 血液疾患のある人(血友病、紫斑病などの出血性素因、再生不良性貧血、白血病、真性多血症等に該当する方、更に重症貧血にかかった事がある方は該当します。)
 ぜんそく体質の方(時々発作を起こす方は、採血中に発作が起こると事故につながりますので献血をご遠慮いただいています。)
 その他に、脳卒中、慢性腎炎、ネフローゼ症候群、アレルギー性疾患等と診断されている方は、服用されている薬剤の影響や献血による疾患への影響が危惧されますので、献血をご遠慮いただいています。

 これらの条件を全てクリアしなければ献血出来ないと云う事らしい。それでは、この献血基準をクリアして献血出来る人の比率って、どの位なんだろう? 私は素人ですから詳しい事は解らないが、「死ぬか生きるか」と云う時に、ここまで厳しい基準が必要なんだろうかと思ってしまいます。

 更に不思議なのは、「日本赤十字がきちんと検査した血液」を「輸血」された人も、二度と献血ができないと云う事になるのです。私もその一人です。 

 ギター侍風に云うと・・・。
 ♪私の血液型は、AB型のRH(‐)よ、とっても貴重な血液型なのって云うじゃな~い。しかし、あんた、24年も経過いているのに、貴方の血液は未だに社会に認められていませんから~。 残念! 献血基準斬り!♪
by akiko_550722 | 2004-12-13 09:49
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