今日は手品の日 |
今日12月3日は、手品(マジック)の日なんだそうです。手品の見せ場で使われる掛け声の「ワン・ツー・スリー」にちなんで日本奇術協会が1990年に制定したそうです。 と云う訳で、近頃テレビでは次から次と、新しいマジシャンが登場して、視聴者を驚かしていますが、今日はそんな、手品を話題に取り上げてみました。 ちょっと前までは、Mrマリックの『超魔術』が盛んに持て囃されましたが、今はほとんどのマジシャンが、それをしのぐ、『超・超魔術』を見せてくれるのです。 手品とは、奇術とか、魔術とも云いますが、この中で「魔術」とは英語の「magic」の訳語として近年になって使われ始めたもので、奇術は明治時代に生まれた言葉、そして手品は江戸時代頃からのようです。今はほとんどマジックと呼ばれているのではないでしょうか。 ところで、プリンセス・テンコーやその師匠である初代引田天功が得意とする「脱出マジック」は、有名なハリー・フーディーニが始めたものです。 彼、フーディーニは水中大脱出のマジックをやっていた時に失敗して命を落としたと云われていました。しかし、それは彼の伝記を映画化した中で採用されていた話で、実際には彼はこのマジックに失敗した訳ではないそうです。色々伝説の多い人故に、どこかでそういう誤解が生じたようです。 さて、手品は大きく分けて、大規模な舞台装置を使用する「イリュージョン」と、少人数の観客を前にしてまさに手の器用さを使って不思議なことをしてみせる「クロースアップ・マジック」に分けられます。 「イリュージョン」の分野で近年活躍している人としてはデビッド・カッパーフィールドなどがいます。彼は初代天功などと同様、テレビというメディアの使い方がとても上手だと思います。「イリュージョン」の伝統的な演目としては人体浮遊、空中消失、人体切断、などといったものがありますが、それぞれのマジシャンが工夫して独特のものに進化させています。 「クロースアップ・マジック」とは、これこそ最近テレビでおなじみの、トランプなどを使って驚かせるマジックである。まさにお客の目の前で見せる「テーブルマジック」ともいいます。 「クロースアップ・マジック」とはまた少し違うものが「メンタルマジック」です。日本ではMr.マリックが有名です。 この「超能力に見えるマジック」はセオドール・アンネマン草分けだといわれていますが、Mr.マリックの師匠にあたるアメイジング・ランディなどもアメリカでは有名です。 最近のテレビで放映されているマジシャンは、ほとんどがこの「メンタルマジック」と呼ばれるものです。 この中に、目の前の観客にはタネが見えないが、周りを取り囲んでいる観客には見えているため、忍び笑いが響くというタイプのエンタテイメントもあります。 思い出に残るマジシャンで、エンタテイメント性を追求した人と思える人に、伊藤一葉さんがいます。彼の芸を記憶しておられる方も多数いると思いますが、あたかも手品を失敗しているように見せて、散々「笑われて」最後にその失敗を逆用した、凄いワザを見せて観客の度肝を抜くというものでした。その巧みな話術がまた見事でしたが、惜しい事に若くして癌の為に亡くなってしまいました。 この流れを汲んでいるが、ナポレオンズだと思います。彼等は日本より海外での方が評価が高いのです。そんなマジシャンが多いのも確かですが・・・。 しかしこれらのマジックの「タネ」が簡単にデパートで手に入ると云うのも驚きですね。貴方も早速Mrマリックになってみてはどうですか? |
by akiko_550722
| 2004-12-03 18:12
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