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 日常の生活の中で、ふと思う事や、考える事、又は自分の過去の記憶を思い出して書いてるエッセイである
by akiko_550722
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頑張れナナカマド パートⅡ

 今回、出版したエッセイ集の最後に出ていた、ナナカマドの話の続編です。

 昨年の秋に、妻に無残に剪定されたナナカマドは、今年はついに造反を始めた様である。
つまり今年は枝を出すどころか葉っぱも出さないのです。道路のすぐ脇に植えられている為にそこを通る人たちは、この木は何だろうか?とか、なんかの御神木?などと噂しながら通っている、という事は無いだろうが、ほとんどの人が振り返って見て行くのです。

 ナナカマドにしてみれば、下着の果てまで取り払われたような恥ずかしい姿で、公道の脇に晒されている訳ですから堪りません。スッカリ開き直りで裸のまま今年は過ごす事を決めたようです。

 そんな思いをさせてしまうなんて、なんと可愛そうなナナカマドなんだろう。この事を妻に話すと、「大丈夫、来年には又芽が出てくるよ!」と言い放った。この自信はどこから出てくるのだろうか?

 反骨精神で頑張って芽を出さない方が良いのか、又頑張って芽を出した方が良いのか解かりませんが、私の言える事は「頑張れ、ナナカマド!」の一言である。
# by akiko_550722 | 2005-07-09 10:18

ページ移動の理由?

 最近、エッセイなる文章が書けなくなって来ている。
 多分、自分のエッセイが本になったことで、簡単に文章を公開する事に不安があるからだと思います。毎日途中まで書いているのですが、それを校正しているうちに、最初に書こうとしていた内容とスッカリ変わってる事が多いのです。そんな事を繰返しているうちに、今日は止めたと言う事になるのです。

 なんか難しく考えてしまうのです。以前のように、思いつくまま文章に出来なくなってしまって、困っています。
 エッセイ集の校正期間を休ませて貰って、それらが終わった頃から復帰する事を誓ったのですが、毎日更新するどころか、飛び石的公開で、最近では平気で4~5日も間を空けてしまっています。そこで思い切って、エッセイは出来上がったときに公開する事にして、別館に設置する事にしました。

 その代り、トップページに『あした天気になぁ~れ!』と言う、私の独り言を毎日公開しようと思います。このページを停止する訳では有りませんので、こちらのページも時々覗いてください。

 それではヨロシク!
# by akiko_550722 | 2005-07-07 16:09

送られてきたチワワの正体は・・・。

 アルファが我が家に来て1週間が経ちました。
今だに、ムック君とは兄弟の契りを交わす事は出来ません。アルファはそばに行きたいのですが、ムック君は何か恐ろしい物を見るような目つきで見ていて、そばに行くと慌てて逃げて行くのです。でも初日から見ると少しは良くなっているようなので、仲良く暮らせるのは時間の問題だと思っています。

 そのアルファ君、一週間で100g増えました。ドックフードをお湯でふやかしたものを日に二回与えているのですが、その食べる勢いは物凄い速さです。本当にあっという間に食べてしまいます。まるで飲み込むように・・・。その食後5分以内に駆らずウンチをします。それが確実に行う姿は、まるでウンチ製造機のようです。

 ところで以前聞いた話ですが、ペット購入で面白い話があるのでお話ししたいと思います。
 有る知り合いの人が、インターネットのペット紹介コーナーで、格安のチワワの販売を見つけたのです。それを見た子供が是非買ってくれと哀願するので、子供達のお願いに折れて、購入を決めてお金を添えて申し込んだそうです。

 待つこと数日後に送られてきた犬は、思っていたより大きなチワワ(?)でした。でも子供達は大喜びで名前を付けたり、世話焼き当番を決めたりで一生懸命だったそうです。しかし、餌となるペットフードをやってもあまり食べないと言うのです。 色々な餌を試しても一向に食欲を沸かしてくれないと言うので、心配になった両親は、ペット病院に連れて行ったそうです。

 獣医さんに「購入してからまだ2日目なんですが、この犬、全然餌を食べないんです」と症状を話したところ、その獣医さんから驚くべき事実を知らされたのです。
 「おかあさん、これは犬ではなく、ヤギですよ」と・・・。それを聞いたお母さんは絶句したそうである。

 そうなんです。インターネット詐欺だったのです。本人達はチワワが送られてきたと思い込んでいるので、思った以上に大きかったが、まさかヤギだとは思ってもいなかったようなんです。
 私は「そんな馬鹿な、ヤギと犬を間違える訳がない」と思っていましたが、それが嘘みたいな本当の話だと言うから驚きました。

 このことで傷ついた子供達の事も心配ですが、更に心配なのがこのヤギのその後でした。最近聞いた情報では。ちなみにこのチワワいや、ヤギは動物園に引き取ってもらったそうです。今頃はペットフードではなく新鮮な草を食べて、ヤギに生まれた事を喜んでいるのではないでしょうか?
# by akiko_550722 | 2005-06-28 07:47

立ち退き命令!

 昨日の続きである。
 友人が遊びに来ても大丈夫な部屋と言う前提で部屋探しを始めて、3週間後に最適な部屋が見つかったのです。それは一軒家で格安な物件であった。

 場所的には街から多少離れているし建物もかなり古いが、大家さんが昔住んでいた家で、新たに同じ敷地に新しい家を建てたので、物置にでもしようかと考えていたそうです。2DKで間取りも家賃も、最適であった。早速契約をして翌日には引っ越してしまった。

 大家さんは年寄り夫婦だけで生活しており、私の生活まで心配してくれる様な優しい人でした。でも私も自炊生活も結構長いので、食事等は十分こなす事が出来たし、ここだけでの話ですが、当時は女の子に人気が有り(男として見られていなかったのだと思うけど・・・笑)何人もの女の子が入れ替わり家に来て、食事の支度や掃除などをしてくれていたのです。

 入居当時はそんな生活を見て、大家さんも安心していたのですが、問題が発生したのはそれから1ヶ月も経たないうちに起きたのです。
 その日は私が会社で、改善提案で表彰されたお祝いに何名かでのみに行ったのです。その帰りにわが家で飲み直す事になったのですが、その店にいた他の同僚たちも一緒に来る事になって、総勢約10名にもなっていたのです。
 ほとんどが完全に出来上がった酔っ払いたちでしたから、タクシーを乗り継いで家の前に付いた時は大騒ぎでした。
 まだ11時を廻った頃だったのですが、近所の家の窓から、「うるさいぞ!」との罵声を浴びてしまい、私は以前の追い出されたアパートを思い出して、慌ててみんなを宥めて家の中に招き入れたのです。

 取りあえずその後は静かに部屋に入り、ありあわせのつまみで飲み始めたのですが、最初の頃は一応気を使って、あまり騒がずに飲んでいたのですが、それでも10名からの人間が酒w0を飲んで話している訳だし、クーラーなんか無いので窓は開けっぱなしだったので、隣近所はかなりうるさかったと思います。

 そんな時、新たに別な友人二名が「とうきび」と「スイカ」を持って遊びに来たのです。その友人か、お土産かは分からないけれど、大歓迎されたのです。早速スイカを割って、「とうきび」は皮をむいて茹で始めたのです。

 そんな楽しい宴も、朝方の5時過ぎには自然散会となり、気が付いたら4~5人がそこら辺に雑魚寝していた状況であった。
 そこへ、角の家の親父さんが訊ねて来たのである。「家の前の畑からトウキビとスイカが盗まれたんだけど、まさかお宅じゃないだろうね?」と切り出してきたのだ。そう言えば、あの時間帯に皮付きのとうきびや、スイカを持ってくる自体おかしな事だったかもしれないと思ったのだ。ひょっとして、いや間違いなく友人のやった事に間違いないと思ったのです。それは数日前にその友人とその畑の横を通った時に、「これなら通りすがりに持っていけるな」と話していたからなのです。

 焦った私はその親父さんに「私は知らなかったのですが、多分間違いなく友人がやったと思います。大変申し訳なく思います。全て弁償しますので警察には届けないで下さい」と言って、街で買えば今回盗んで来た品物の三倍くらいの金額を差し出したのです。すると「あんたに言っても仕方の無い事かもしれないが、今度やったら絶対に警察に届けるからね」と言ってそのお金で許してくれたのです。

 ホッと胸を撫で下ろした瞬間に無性に腹が立ってきました。なぜこんな事で私が謝らなければいけないんだろう、どうしてやって良い事と悪い事が判らないんだろうか等と考えると、情けなくなりました。しかし、問題はそれで終わらなかったのです。この話が近所中の噂になり、大家さんに伝わったのです。

 それから数日たって、家賃を届けに行った時でした。
「あんたは良い人だし、文句を言うのは筋違いかもしれないが、友達が悪すぎる。私も近所の手前もあるので、今月分の家賃は要らないから出て行ってほしい」と言われたのです。
 ビックリした私は何とかこのまま住まわして欲しいとお願いしたのですがおばあちゃんの大反対で、結局家を出て行く事に決まったのです。全て酒の上の出来事で、自業自得ではありますが、悲しくも切ない立ち退き命令でした。

 でも、だからと言って友人を悪く言うつもりは有りません。それは楽しく過ごした想い出として、今では笑いながら話せる出来事となってしまったからです。とうきびとスイカを盗んだ友人も今は立派な社会人として働いています。今更これをネタに恐喝をしようなんて考えてもいません(笑)。しかし、私のお陰で問題にならなかった事を知っているんだろうか?


 とかくお酒が入ると気が大きくなって、それで失敗した人は沢山いると思います。これはそんな男の哀れなお話でした。
# by akiko_550722 | 2005-06-25 08:01

部屋を追い出された思い出。

 好天が続き、ようやく北海道も真夏日を記録し、毎日「今年は寒い!」とぼやいていた私は手のひらを返したように「やっぱり多少寒いほうが良い」と愚痴を言ってる今日この頃である。

 こんな暑さで思い出すのは、むかし会社帰りに同僚といつもの行きつけのお店でジョッキーを二~三杯のんで、わが家で飲み直すのがいつものパターンだったのです。しかしこんな事を繰返していた為に、それが原因でアパートを追い出された事が二回も有るのです。今日はそんなお話をしてみましょう。

 最初の家は、一階がお肉屋さんとそれを経営している大家さんが住んでいて、二回がアパートになっていたところでした。
 私自身は大家さんともその他の住人とも、とても上手くいっていたのです。しかし、入居して2ヶ月位の頃でした。いつものように会社の帰りに同僚三人と飲みに行って、ある程度酔った勢いでわが家でのみ直しをする事になったのです。
 そして明日は休みと言うこともあって、更に後から2名の女性と3名の男性が参加してきて、その日は羽目を外して飲み続けたのです。8畳の部屋は座るところが無い状態となり、ベッドの上までが宴会場と化したのです。

 私は最初のうちは、隣近所に迷惑だから、「大きな声を出さない」「トイレは共同なのできれいに使え」などと注意をしていたのですが、酔いが廻るにつけて自分が一番先に大声を出していたのである。
 すると間もなく隣の住人から注意されたのです。最初は「すいません、申し訳分けない」と素直に謝罪していたのですが、段々とそれが「うるさいのはどっちだ!」と逆切れして文句を言うやつまで現れてもはや収拾が付かなくなってきたのです。

 それでも明け方の4時過ぎには数名の人間は帰っていったが、部屋には空き缶と空き瓶の間に数名の人間が横たわっており、酒とつまみの燻製の匂いが異様な環境を作り出していたのです。
 そんな中でウトウトしていると、ドアがノックされたので出てみると、いつも優しい大家さんが、物凄い形相で「他の部屋の人達が大騒ぎしていますよ、どうするんですか?」と切り出してきたんです。聞くところによると、昨夜は3時半くらいまで大騒ぎで、トイレも嘔吐物で汚れて酷いという話なんです。私は「早速掃除もしますし、皆さんの所へ謝罪に行きますから、今回のところは・・・」と、平謝りをしたのです。

 それからすぐに、二日酔いでふらつく体と強烈な嘔吐感に襲われながら、トイレ掃除にチャレンジしたのです。一時間ほど掛かったのですが以前より数段キレイになったトイレを見て、自画自賛して、「これで文句無いだろう」と、今度は改めて部屋掃除に取り掛かったのです。
 寝ていた友達が「もう少し寝かしてくれ」とつぶやいた言葉を聞いたとたん、私は「誰のせいでこんな酷い目になっていると思うんだ。サッサと帰ってくれ」と怒鳴って追い出したのである。

 そして夕方にはアパート住人5件分のお菓子を買って謝罪に廻ったのです。全ての家が「こんど同じ事があったら出て行ってもらうように大家さんにお願いしましたから」だった。ごもっともです・・・。

 あんな馬鹿な事はもうしないと心に誓っていました。
しかし、それから三ヵ月後のある日、友人達と明け方まで飲んでスッカリ酔いつぶれてしまった私は、その友人たちに抱えられるように自宅に帰ったのです。そのまま寝てしまった私は、またもや大家さんの訪問で起こされてしまったのです。そして大家さんから昨夜の話を聞いて私は愕然としました。

 大家さんが言うには、明け方近くの4時頃に、鍵が掛けられていた共通の玄関ドアが開かないのに腹を立てた友人が、ドアを壊してアパートに入って来たと言うのです。その物音に気づいた大家さんが注意したところ、友人達はかなり毒づいたと言うのです。こんな状態では部屋を貸して行く事が出来ないので、早急に部屋を立ち退く事を要求されたのです。

 ハッキリって弁解の余地は有りませんでした。唯一救われた言葉は「あなたは良い人だけど、友達が悪すぎるよ」だった。でも友達だって悪い人では有りませんよ、念のため。
 でもそれからは友人が遊びに来ても大丈夫な部屋と言う前提で部屋探しを行った為に、結構な時間が掛かりました。

 しかしその新しいところでも・・・。それは明日に続くということで。
# by akiko_550722 | 2005-06-24 08:39